パクり情報
第三応援歌のところに「たぶんこれもパクりじゃないかなあ」と書いておいたところ、「一関一高の応援団幹部OB」の飯澤さんから、次のような貴重な情報をいただいた。
第三応援歌は一関一高の応援歌「骨をも砕く」と同じ曲です。
ただし「骨をも砕く」もオリジナルではなく、原曲は旧制一高の
柔道部歌であるとされています。
由来は、旧制一関中学(関中)の柔道部の指導をした旧制一高卒の
教師が、母校の一高柔道部歌の歌詞を変えて関中柔道部歌にしたとのことで
す。
戦後、一関一高となり柔道部歌から応援歌になり柔道以外の応援にも歌われ
るようになりました。
ちなみに歌詞の中には「杜稜の城はかたくとも、いかでか抜けぬ事やある」と
盛岡一高(旧制盛中)を意識した歌詞があるのが、一関一高らしい所です。
オリジナルの一高柔道部歌の歌詞は解りませんが、曲はあちらこちらに流出し
ているようです。(会津高校にも同じ歌があるそうです。)
いやはや、どこの学校もパクりばっかりである。
でも、応援歌なんてほとんどどこもパクりで作ってるから、まあいいか。(プロ野球しかり、Jリーグだって海外から歌パクってるわけだしねえ。)
その後、同じ飯澤さんから、こんなメールもいただいた。
それから第一応援歌は、たぶん軍歌の「敵は幾万ありとても」が原曲ではないか
とおもいます。
敵は幾万ありとても すべて烏合の勢なるぞ
烏合の勢にあらずとも 味方に正しき道理あり
邪はそれ正に勝ち難く 直は曲にぞ勝ち栗の
堅き心の一徹は 石に矢の立つためしあり
石に矢の立つためしあり などて恐るることやある
などてたゆとうことやある
「邪はそれ正に勝ち難く...」から歌ってみてください。歌詞も一部近い箇所
があります。
ちなみに一関一高には「オー盛高(盛中)ゾ、何者ゾ」という、第一応援歌の
歌い出しをパクッた応援技があります。
それから「鉄壁白亞城」(はくあの「あ」が正しくでませんごめんなさい。)は
軍歌?の「昭和維新の歌」と同じ曲のようです。
五社英雄?監督の「226」という映画のなかで、二二六事件のクーデター部隊
が歌っていました。歌詞はわかりません。原曲も別にあるかもしれません。
どっかのパクりだとは聞いていた第一応援歌。でも、元歌がなにかまでは知らなかったんで、本当に貴重な情報です。
あと、「鉄壁白堊城」のほうが「昭和維新の歌」と同じ、ってのは中学、高校と同じクラブの後輩が言ってたのを、ここで飯澤さんに指摘されてはじめて思い出しました。たぶん、これであってると思います。(ちなみに、「ごしゃひでお」の正しい表記は、私も知りませんです。)
(なんか文体がめちゃくちゃです。ごめんなさい。)