塾内の各新聞でも報道されたことであるが、5月28日をもって、慶應大学の塾長が石川忠雄君から、前経済学部長である鳥居泰彦君にかわった。 そして、それと同時に、教務課で、学生証の書き替えが始まった。(書き替えといっても、「慶應義塾大学長 石川 忠雄」の部分を、「鳥居 泰彦」に、スタンプを押して変えるだけなのだが。)これは、教務課の掲示板に掲示されていたことでもあり(現在は誰がもっていったのか、はがされてなくなっている)、実際に書き替えてもらっていた人も多かろう。 これに関して、この頃塾内の一部で、変な噂が流れている。 学生証を書き換えてもらわないと、前期試験がうけられないらしい。 |
要約すればこんな一言ですむ話だが、聞いた塾生はほぼ確実に不安になる。そりゃ当然である。せっかく試験を受けるために前日一夜漬けで勉強して、当日寝不足気味で教室にたどりついたのに、たった学生証1行のことで試験が受けられなくなっては、たまったもんではない。そこでJ研取材班はことの真偽を確かめるべく、教務課に向かった。 「あの、すいません。」 「何ですか?」 「学生証の塾長のところ、書き替えてもらわないと試験がうけられないってほんとですか?」 「え、そんなことはないですよ。」疑問はあっさりと解決した。 |
あまりにも速く疑問が解けてしまった取材班は、ついでになぜそんな噂が流れたのか考えてみた。 5月の上旬から、「学生証を期間内に更新しなかった塾生は春期試験がうけられません」という掲示が貼られている。 | もしかしたら、これを見た塾生が、学長の部分の書き替えの話を聞いて、勘違いしたのではないだろうか。 ともあれJ研からこのことについて最後に忠告する。 |