国会図書館に行ったのは、4月のある晴れた日でした。国会図書館という名前は知っていたけれど、実際に行ったことはなかったので、実はどんな所かあまり知らなかったんですけどね、とりあえず受付に行って、
「雑誌を出版したんですけれども、まだここに寄贈してないのですが……」
と言ったら、なにを思ったのかそこのねえちゃん
「寄贈しなければいけないんです!」
って怒りだしちゃったんです。で、
「だから、寄贈しようと思ってここに来たんですが……」って言ったら、急にニコッとして、
「あ、そうですか。それならばこの紙に必要事項を記入してくださいね。」
って言われたんで、いろいろ書いてとりあえず寄贈しました。そいでもって、
「お礼状のほうは、半年後くらいの発送になりますので、ご了承ください。」
とかなんとか言われて、帰ってきたんです。
良くわからない話ではある。が、「半年後」とかいって、1か月しないうちにお礼状を送ってくるあたり、国立国会図書館もただものではない、と感じた。
ニ感じた。