WOLFGANG KRAMER
大型トラックと荷物、そしてお金を巡るゲーム。
1枚のゲーム盤、6つのトラック、8つのトレーラーカード、48の荷物、52の依頼カード、31のイベントカード、さいころ1つ、工事中(○)マーク1つ、渋滞(STAU)マーク1つ、お金。
2-6人用、12歳から99歳まで。簡易ルールで遊ぶときは、8歳以上の人が混じっていても良い。
約1-2時間。
大型トラックと荷物、お金がFlensburgとVeronaの間で行き交います。自由市場で、緊張に満ちた価格競争を行い、最適な行程と荷台容量を考えながら集荷します。トラック運転手の前には毎日新しい難事件が待ちかまえています。よく考えること、そして(実生活でもよくあることですが)少しの幸運が、最大の利益をもたらし、そして決定的なリードが成功するトラック会社となります。最終的に最大のお金を手に入れた者が勝者となります。
各プレイヤーはトラック会社となり、トラックを1台選んで地図の上に置きます。
このトラックは都市のマスに置いてはいけません。また、1つのマスには1台のトラックしか置けません。
この配置はゲームに影響するので、依頼カードを配布する前に行わなければなりません。
荷物やマークは、地図の上にある、グレイの荷物置き場マスの上にまとめて置いておきます。マークは、丸いプラスチックの小さな土台に立てるようにします。
誰か1人が銀行を兼務します。各人5000DMずつ小銭で受け取ります。
依頼カードはよく混ぜ、各人に3枚ずつ配ります。どういう順番で仕事をこなすかをよく考えて、その順番に裏向きに並べてください。
残りのカードは、自由市場で公開募集する依頼カードとなります。プレイ人数により、以下の枚数で、ゲーム盤の脇に裏を上にした山札としてください。
2人 - 12枚
3人 - 16枚
4人 - 20枚
5-6人 - 24枚
山札の上から4枚めくり、ゲーム盤上の4つの青い置き場に表を上にして置きます。残ったカードは脇に置いておきます。
イベントカードはよく混ぜて、警告サイン(赤白の三角形)の見える側を上にして、ゲーム盤の対応する場所に置きます。
さいころを振って一番大きい目を出した人から始めます。
スタートプレイヤーからさいころを振ります。さいころの目だけ、トラックを前に動かします。順番にさいころを振りあって、好きな方向にトラックを進ませます。
各マスは1台のトラックしか入れませんが、後続のトラックがその先のあいているマスに入る場合、追い越すことはかまいません。前回このマスに入って来た方向に進んでもかまいません。(自分の持っているカードの)出発点に入るとき、目的地に着くとき、障害物があるときはさいころの目を余して止まってもかまいませんが、余った分は無視されます。
さいころで6の目を出した場合、1-6まで好きな数進むことが出来ます。これは公開募集されている依頼を手に入れるために都市に入るのに役に立ちます。
警告サイン(赤白の三角形)の書かれているマスでは、イベントが発生します。このマスに入った人は、イベントカードを山札の上から1枚取って、そこに書かれたメッセージを実行してください。実行したら、イベントカードを山札の一番下に入れてください。
依頼カードには出発点と目的地が書かれています。
出発点に入ったプレイヤー(さいころの目がちょうどでなくてもかまいませんが、余った分は無視されます)は荷物をカードに書かれているだけ積み込むことができます。荷物は荷物置き場からもらってきて載せます。同時にその依頼カードを公開し、自分の前に置いておきます。これでこの仕事を請け負ったことを示します。
プレイヤーは先に進みます。すぐに目的地に行っても良いですし、追加の荷物を積み込むために次の出発点に進むことも出来ます。これは戦略上有利な方を行ってください。各トラックはトレーラーを増結しない場合、最大6個しか荷物を積めないことに気をつけてください。(トラックには縦に荷物を6個積むスペースしかありません。)
一つの仕事は、荷物を目的地に全て運ぶまで終わりません。一部だけ荷物を運ぶと言うことは出来ません。
目的地に着いたプレイヤー(さいころの目がちょうどでなくてもかまいませんが、余った分は無視されます)は、荷物を下ろすことができます。おろした荷物は荷物置き場に戻してください。与えられた依頼はこれで完了です。銀行からカードに書かれているだけの報酬を受け取ってください。プレイヤーは先に進みます。新しい荷物を積み込むために進んでもかまいませんし、まだ荷物があるなら、次の目的地に進んでもかまいません。
複数の仕事をこなすため、6個以上の荷物をトラックに積み込みたい人は、そのときにトレーラーを増結することができます。使えるのは、
4枚の大型トレーラー:6つの荷物を積み込めますが、3000DMかかります。
4枚の小型トレーラー:4つの荷物を積み込めますが、2000DMかかります。
のどちらかです。
トレーラーカードは、必要になったときに手に入れ、自分の手元に遺しておくことが出来ます。このカードは、ゲームの点数としては価値を持ちません。トレーラーカードは自分の前に置いておき、追加の荷物はこちらに置いておきます。
目的地についたら、積み込んだ順番に関わらず、トレーラーカードの荷物から下ろしていきます。
プレイヤーは公開された依頼を追加で取得する事が出来ます。もし、彼が公開された募集を手に入れたいなら、次の方法で行います。
トラック(荷物を積んでいてもいなくてもかまいません)を、都市どこかのマスにさいころちょうどの目で進めます。公開されているカードのうち好きなカードを1枚選びます。
これで公開入札が始まります。全プレイヤーは好きな順番でオークションに参加できます。参加するには、依頼カードに書かれている1-5の好きな番号を言います。高い番号なら優先して落札できますが、高い番号ほど落札コストがかかります。
誰も入札しなければ、カードを選んだプレイヤーが無料で落札することが出来ます。
カードを選んだプレイヤーには有利な点があります。入札時により高い番号を言う必要がありません。応札した人と同じ番号を言えば、その時点でカードを選んだプレイヤーが優先して落札できます。
落札したプレイヤーは、必ずこのカードを手に入れなければなりません。下にある価格表の、対応する番号の欄の金額を、すぐに銀行に支払います。借金は出来ません。支払ったらカードを手札に追加します。このカードはいつ使い始めてもかまいません。
公開された依頼が落札したら、山札から新しい依頼カードを1枚めくり、場に置きます。
例4人のプレイヤー(赤、黄、青、緑)が遊んでいます。赤はStuttgartからBerlinへの仕事を選びました。 青がすぐに2で応札しました。 緑は同様に3を言って応札しました。 黄色と青は降りました。 赤は同じ数字(3)を言いました。赤がこのカードを選んだので、番号を上げる必要がないのです。 緑は4で応札しました。 ここで赤が降りたので、緑はこのカードを手札に追加し、銀行に1600DMを払いました。もしこの仕事が終われば2700DMがもらえます。 |
個人的な依頼と公開依頼の数が、プレイ時間の長さに影響します。プレイ時間を長くしたり短くしたりしたい場合は、公開依頼の数を調整してください。
落札したときに借金をすることはできません。もし、イベントカードで出てきた支払い命令でお金が払えない場合は、このカードの2倍の金額が払えるようになるまで、プレイヤーの手元に公開しておいてください。
もしさいころで1の目が出たら、トラックを1マスすすめて、工事中マーク(○)を好きなところに置いてください。このサインが置かれている間は、この道は通れなくなり、回り道をしなければならなくなります。
工事中マークは都市に置いては行けません。トラックのあるマスに置いても行けません。そして、HamburgとFlensburgの間の道に置いてもいけません。
渋滞マークは、イベントカードの指令により、一巡の間、置かれます。これはトラックのあるマスには置けません。
このゲームは、公開依頼が場からなくなり、プレイヤーの誰か1人が仕事を全て終わらせたときに終わります。
もし、プレイヤーの一人が全ての仕事をサイコロちょうどで終わらせて、最後の公開依頼を選んだ場合、このカードを誰か別の人が落札したら、それでゲームは終了します。
最も多くのお金を持っている人が勝者となります。終わらせていない依頼や運搬中の依頼は全く数えません。
(次のページから簡易ルールを記述します。)