学生歌
普通の一高生は応援歌練習の時以外は歌わない。普通でない一高生も,めったに歌う機会がない。でも,歌われているだけまし。今回は歌詞を載せていないが,盛岡一高にはここにある以外に「賛歌」という「上田の丘のあさぼらけ……」で始まる歌があって,これなんかは今は応援委員でも歌えないというしろものだもの。
この曲は他のいくつかの曲と同様,スローテンポだが,テンポを速くすると6拍子が一番うたいやすくなる。
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杜の都に聳え立つ
白堊の城を仰ぐ時
学徒一千英気は薫り
高邁な精神溢るる今ぞ
理想は高く日の本の
津々浦々に打ち広めん
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霞立ちたる岩手山
情け深き姫神と
我等若人胸には宿る
宏遠な精神諭すは今ぞ
松の木陰に語り合う
吾等が理想高まらん
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清き流れの北上と
産ぶなす吾等男子児等が
久遠の光うち輝きて
真摯の道を歩むは今ぞ
質実剛健の息吹きは
雄々しく強く満ち溢れむ
ひらがなで書くと……
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もりの みやこに そびえたつ
はくあの しろを あおぐとき
がくと いっせん えいきは かおり
こうまいな せいしん あふるる いまぞ
りそうは たかく ひのもとの
つつうらうらに うちひろめん
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かすみだちたる いわてやま
なさけぶかき ひめかみと
われら わこうど むねには やどる
こうえんな せいしん さとすは いまぞ
まつの こかげに かたりあう
われらが りそう たかまらん
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きよき ながれの きたかみと
うぶなす われら おのこらが
くおんの ひかり うちかがやきて
しんしの みちを あゆむは いまぞ
しちじつごうけんの いぶきは
おおしく つよく みちあふれむ