校歌


 一部ではあまりに有名な校歌。どこが有名かというと,この曲,歌詞はオリジナルだが,曲は「軍艦行進曲」(いわゆる軍艦マーチ)と一緒だからである(いちおう4拍子)。もとは5番まであったのだが,その当時の3番が,数年後,「軟弱である」という理由で廃止され,他の歌詞も一部改変されて,現在に至っている。
もとの歌詞を含め,「盛岡中学校」なり「盛岡一高」なりの文句が一つも入っていないというのも校歌としては珍しいと思う。
もと歌、経緯に関する情報
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  1. 世に謳はれし浩然の 大気をここに鍾めたる
    秀麗高き岩手山 清流長き北上や
    山河自然の化を享けて 汚れはしらぬ白堊城

  2. 明治十三春なかば 礎堅くたたまれて
    星霜ここに幾かへり 徽章の松の色映えて
    覇者の誉れは日に月に 世に響くこそ嬉しけれ

  3. 忠実自彊の旗高く 文武の海にわたる日の
    久遠の影を身に浴びて 理想の船路一筋に
    雄々しく進む一千の 健児の姿君見ずや

  4. 振えや杜陵の健男児 海陸四方幾万里
    巉峭峙つ起伏の岨 澎湃寄する激浪の
    其処奮闘の活舞台 其処邁進の大天地


ひらがなで書くと……

  1. よに うたはれし こうぜんの たいきを ここに あつめたる
    しゅうれい たかき いわてやま せいりゅう ながき きたかみや
    さんが しぜんの かをうけて けがれは しらぬ はくあじょう

  2. めいじ じゅうさん はるなかば いしずえ かたく たたまれて
    せいそう ここに いくかへり しるしの まつの いろ はえて
    はしゃの ほまれは ひに つきに よにひびくこそ うれしけれ

  3. ちゅうじつじきょうの はたたかく ぶんぶの うみに わたるひの
    くおんの かげを みに あびて りそうの ふなじ ひとすじに
    おおしく すすむ いっせんの けんじの すがた きみ みずや

  4. ふるえや とりょうの けんだんじ かいりく しほう いくまんり
    ざんしょう そばだつ きふくの そ ほうはい よする げきろうの
    そこ ふんとうの かつぶたい そこ まいしんの だいてんち


「しんの だいてんち